都政への挑戦

仕事がない。お金がない。生活が苦しい。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
今、たくさんの人が
生きる希望を失っています。

弁護士の仕事をする中で、昨年から、
破産や離婚など貧困に直結する相談が
急増しました。
また、特に若い女性からは
「家に居場所がない。学校にも行けない。
死にたい。」
といった深刻な相談が増えている、
そう実感しています。

貧困や格差が広がり、今、
こうした苦しみを抱えた人たちがたくさんいます。
しかし、これは彼らの
選択の結果なのでしょうか。
私はそうは思いません。

私自身、14歳の時いじめから不登校になり、
中学校卒業後、自立しようと
様々な職種を経験して参りました。
飲食店、クリーニングの配送、
4トントラックの運転手も経験しました。
しかし、どんなに働いても生活は苦しく、
現状を変えるのが難しい現実がありました。
「このままでは死んでしまう。」
と思いました。
周りを見ても、
意欲も能力もあるのに社会で活躍できない、
普通に生活することが難しい人たちが
たくさんいました。

私は、弱い立場の人の権利や
自由を実現するため、
一念発起して、夜間大学に進学し、
弁護士資格を取得しました。
一旦、社会が決めた「普通」から外れると、
元の道に戻ることが難しい。
これは社会の問題であり、政治の課題です。

東京都では、時短要請や給付金などの
施策が行われ、
東京都の政策が、そのまま私達の生活に
直接影響するようになっています。
だから、今こそ、東京都において、
本当に必要な支援は何か、
本当に必要な社会の仕組みや制度は
どうあるべきかを考え、実践して参りたい。
苦しんでいる人が増えている今こそ、
立ち上がり、小さな声を
あげていかなければならない。
私は弱者の代表です。
そう確信し、都政へと挑戦する決意です。

いのちを守る東京へ!
誰も取り残さない東京へ!


2021年4月
五十嵐えり